ストレートネック

  • スマホを長時間、使うようになって首が重苦るしく痛い。
  • 以前から断続的に片頭痛がする。
  • 1日3時間以上、パソコンやスマートフォンを見ている。
  • 目が疲れやすく、ドライアイである。
  • 疲れやすく、なんとなくだるい。
  • 不自然な姿勢が続くことで病気にならないか心配。

最近ではデスクワークやスマートフォンが普及した時代になり、首を前傾することが多くなりました。

 

首の長期間に及ぶ前傾姿勢はスマホ首、つまりはストレートネックとして呼ばれるようになり、今や現代病として認知されています。

 

頸椎は本来、生理的にS字状で湾曲しています。これが前傾姿勢を長時間することによって頸椎がまっすぐになり、ストレートネックを発症します。特に下部頚椎である5,6,7番頸椎がストレートになります。

 

なぜ、S字状(生理的なカーブとして30°〜40°)に湾曲しているのでしょうか。これは脳が入っている頭、頭部を支えるためです。

 

ちょうど、ボーリングの球と同じくらいの約5kgほどの重さといわれています.ボーリングの球は投げるだけでも大変なのですから、それを維持するとなるとすごく重たいことがわかります。

 

S字になることで約5kgの頭部の重量を分散して支えているわけです。これにより筋肉のみに依存することはありません。

 

ところが、このストレートネック、前傾姿勢になると頭部が前に行く分、重心が前に移動するわけですから、頭を支えるのに頸部の脊柱ではなくて首の筋肉で支えるようになり、その緊張は計り知れないものになります。

 

生理的なS字湾曲を呈するのは腸腰筋や大胸筋、広背筋や僧帽筋、大腿四頭筋などに影響させない、つまりは負担をかけないようにするためなのに、その生理的なバランスが根本から崩れてしまうわけです。

 

頭の重さは平均して5kg。これが傾くと重力に引かれますからさらに重量は増します。

 

傾きが
15度のときは12.2kg

30度のときは18kg
60度のときは27kg

 

の重さがかかると言われています。(米国ニューヨーク州脊椎外科医、ケネス・ハンスラージ氏の研究)

 

ストレートネックはこの重心からずれた首を支える「胸鎖乳突筋」「斜角筋」「後頸筋」ガチガチに固めてしまうのです。そのガチガチの筋肉が首の可動性に制限を加え、

 

かつ、血行不良を起こすために痛みが生じてきます。これが首こりや肩こりの大きな要因となることがあります。

胸鎖乳突筋は胸骨と鎖骨から始まり、耳の下側にある骨の出っ張り、乳様突起(後頭骨)周辺を終着点とした筋肉です。副神経によって支配されていますから運動神経に直結します。近くは頚神経叢が総括する筋肉になります。

 

この胸鎖乳突筋の作用は顎を軽く上方に上げつつ後頭骨を前方に引く、あるいは片方だけが収縮する際には反対側に対して転回し傾斜することができます。

 

特に重要なのは呼吸筋としても機能するので、呼吸状態の弱化に注意が必要です。

 

また、胸鎖乳突筋は首を前方に引っ張る特性があり、首が引っ張られると肩甲骨まで引っ張られるため、付近にある僧帽筋上部も硬直してしまいます。

 

僧帽筋が固まるとその下の大胸筋や腹部の筋肉までもが固まり、鎖骨をも引っ張る腹筋が固まると鎖骨を下に引き下げます。

 

鎖骨が下に下がって胸鎖乳突筋に引っ張られると首はそれに連なり前方に引っ張られて最終的に首はストレートネックになります。

 

腹筋は大腿部に分布する大腿四頭筋にも影響を受けていて、大腿四頭筋が固まると腹筋が下に引っ張られます。これにより、


大腿四頭筋→腹筋→鎖骨→胸鎖乳突筋→首→ストレートネックへと変貌していくのです。

 

 

頸部を構成する筋肉には斜角筋という重要な筋肉が分布しています。斜角筋は大きく3つに分類されており、前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋があります。

 

前斜角筋はC3〜6番の頸椎から始まり(起始)、第1肋骨の前斜角筋結節にまで分布しています。支配神経としては頸神経叢と腕神経叢の枝C4〜6番であり、働きとしては第1肋骨の挙上、ならびに肋骨固定の際の頸椎の前屈と側屈を担当しています。

 

中斜角筋はC2〜7番の椎体から始まり、第1肋骨鎖骨下動脈溝後方隆起で停止します。支配神経は頸神経叢並びに腕神経叢C2〜8。中斜角筋の主な働きは前斜角筋と同じです。二つは連動しています。

 

次には後斜角筋はC4〜6番から起始しており、第2肋骨の外側面で停止しています。支配神経は腕神経叢の枝C8であり、働きは第2肋骨の挙上、肋骨を固定する時には頸椎の前屈と側屈動作を担っています。

 

このように斜角筋群は第1〜第2肋骨を引き上げ、胸郭を広げる作用があることから吸息補助筋として機能してします。

 

近年、斜角筋は横隔膜と同様に吸気の主動作筋として位置付けられていることから斜角筋の硬直は胸郭が広がる際での拡張不全に陥りやすいことがわかっています。

 

これは肺疾患患者の換気パターンにも関係することが考えられ、ストレートネックに繋がる病態としては呼吸器系などの疾患に対しても鑑別対象となることを示唆しています。

 

また、頭部が脊柱管の中心部に乗っていないということは骨自体にも大きな負担をかけているということになりますから、頚椎の形状が変形して頚椎椎間板ヘルニアを発症することも考えられます。

 

一度、頚椎椎間板ヘルニアを発症するとそれに伴って頚椎の神経関節機能障害に発展し、神経伝達物質の移動にも妨げが生じることがあり、自律神経機能の低下を引き起こすことも考えられます。

出典:クロスカイロプラクティック、後頭下筋群フェイスラインの親密な関係⓶

 

ストレートネックを誘発する要因として後頭筋群があります。この後頭筋群は主に小後頭直筋、大後頭直筋、上頭斜筋、下頭斜筋があります。

 

小後頭直筋はC1の後結節に付着しここを起始として後頭骨の下項線の内側に付着し停止しています。主な働きとしは頭部の回旋、伸展、側屈があります。

 

大後頭直筋はC2の棘突起に起始として付着しており、後頭骨の下項線付近に付着し停止しています。主な働きとしては頭部の回旋、後方に引くなどの動作があります。

 

後部の後頭下筋群の一つです。人は様々な姿勢をするわけですがその際、平衡感覚として姿勢を水平に保つために調整をする筋肉になります。

 

この部位は椎骨動脈や内頸動脈、外頸動脈といった脳への血液循環量調整する重要な部位になります。つまり、ここが硬くなると必然的に脳血流量が減少し自律神経に異常をきたす危険性があります。

 

上頭斜筋はC1の横突起に起始して付着しており、後頭骨の下項線の外方に付着して停止しています。主な働きとしては頭部を伸展、回旋する動作があります。

 

下頭斜筋はC2(軸椎)の棘突起に起始して付着しており、C1の横突起に付着して停止しています。主な働きとしてC2を固定した時、環椎を回旋する役割があります。

 

下頭斜筋は環椎を回旋、伸展させますが後ここの筋肉は姿勢の際、目線を水平に保つために平衡感覚を調整する部分です。また、この部位は大後頭直筋と同様に脳への血液を供給する重要な部位でもあります。

 

このようにストレートネックを放置していると体幹と脳を繋げる頸動脈の血流量を減少させ、呼吸不全をも併発させる危険性であることから脳に対する酸素不足も想定されます。

 

そのため、自律神経障害が発症しやすく、頭痛うつ病の原因となりうることも示唆されています。

 

また、ストレートネックにおける問題はその状態を放置していると筋肉だけでなく椎骨全体が異常な形状のまま固着してしまうことです。最悪の場合、手のしびれ下半身麻痺になる危険性もあります。

 

頚椎の歪みは胸椎自体にも影響を及ぼし、どんどん負担が増大すると頸椎が前方に突き出るに従って胸椎も頸椎の歪みに連なって次第に前方に突き出てきます。

 

この姿勢、まるで白鳥の首のようであることから「スワンネック」と呼ばれることがあります。胸椎に負担が生じるとそこから次第に肋間筋や肋椎骨にも負担がかかるようになるため、

 

胸郭出口症候群発症の可能性も出てくることから、早期発見、早期治療が必要になるのです。そのため、ストレートネックとは主に頸椎の変異ではありますが、頸椎は他の脊椎である胸椎、腰椎、骨盤にまでも影響するようになるため最も重要視するべき骨なのです。

 

首の筋肉が固いなら肩と一緒にマッサージをすればいいと思われる方は多いと思います。そのようにお思いの方はすでに実行されていると思います。

 

他の整体の書籍を拝見しますとテニスボールを使ってマッサージをしたりストレッチをすることで胸鎖乳突筋の緊張緩和を図るように対応するメソッドが紹介されています。

 

しかし、このガチガチ筋肉が【硬直】を起こしていた場合、そのようなマッサージだけでは対応できません。また、テニスボールでのマッサージはやりすぎると筋肉を痛めることにつながりますから注意が必要です。

また、頸椎は他の椎骨と比較しても柔らかい骨になるので必要以上の過度の圧力をかけると頸椎の神経を痛める危険性もあるため、よほど、慎重に対応する必要があります。

 

当院でも頸椎自体への施術は最小限の力で、ソフトにアジャストすることを心がけています。

 

マッサージは疼痛発症初期の段階では有効ですので、しないよりはした方が良いとは思います。しかし、根本的に【硬直】を緩和することはできません。硬直の治療にはそれに合った特殊なテクニックが必要になります。

 

この筋肉の緊張緩和と姿勢調整を施すことによってストレートネックは解消されていきます。

 

筋肉の緊張が緩和し、硬直が解消されると血行が良くなり症状が緩和し消失していきます。

 

当院では、自宅での対策としてストレッチポールを使ってのケアを推奨しています。ストレッチポールは素晴らしいアイテムでご自宅で簡単に筋肉の緩め、歪んだ背骨を矯正してくれます。

 

その効果的な使い方は来院時にお教えしたいと思います。

 

ストレートネックでお困りの方、早期治療、早期回復が症状発現防止の第一歩です。是非、京都″痛み″の整体院におこしください。

実は、このストレートネックを引き起こしている要因はパソコンやスマホ画面を見ているために首が前傾しているだけ、というわけではありません。

 

その大きな要因としては骨盤が前傾か後傾していることがあります。前傾していると反り腰になりますし、また、後傾していると胸部が湾曲することになります。大抵、姿勢が悪い方はこの骨盤の向きに問題がある方々がほとんどです。

骨盤の歪みを調整する際、仙腸関節の存在を当院では特に重視します。仙腸関節が硬いと決まって骨盤がゆがんでくるのです。

 

骨盤がゆがむとそれに連動して腰椎、胸椎、頚椎、そして、頭蓋骨にまで影響を及ぼすことが考えられ、ここを調整することで頭蓋骨を含めた骨格は劇的にそのゆがみを克服することができます。

仙腸関節の状態を対応後、カイロプラクティックの検査法を用いて全身の骨格調整を行っていきます。当院ではボキボキ、バキッといった強い衝撃の手技は基本、用いません。ソフトで優しい手技方法でどんどん脊椎調整していきます。

 

また、硬くなって動きの悪くなった脊椎の柔軟性を取り戻すテクニック、インテグレーターテクニックで弱くなった脊髄神経を活性化していきます。

 

ストレートネックでは首周辺に分布する胸鎖乳突筋や斜角筋といった筋肉がガチガチに固まることで頚椎全体に強い負荷が生じ、頭痛、吐き気、不眠などさまざまな症状を引き起こすことが指摘されていることから、

 

当院では硬直した筋肉をゆるめることに努め、頚椎調整することによって治療に当たって参ります。

 

整形外科では各筋肉の硬直部位とその治療、各椎骨の微妙な調整などは行っておりません。

 

そのため、当院でしかできない筋肉調整法を受けて頂くことで劇的な治療効果を実感することができます。

頚椎のストレートネックで特に忘れてはならないのは、

 

頚椎周辺の筋肉は肩周りから背筋に至るまで、筋力が著しく低下している

 

ということです。この点を改善せずしてストレートネックや猫背の改善はできません。猫背を改善する本を読んでみましてもストレッチで筋肉を引き伸ばす運動は推奨されているのですが、筋力アップについてはほとんど記されていないのが現状です。

 

ストレートネックは筋力が低下して首を支えきれないために前傾姿勢になっている、しかも、それは加齢や疲れによって顕著である、ということが言えるわけです。

 

当院では筋力アップするため、自宅でも行えるパーソナルトレーニング法
ご指導しています。そんなに労力を必要としないトレーニングですからご自宅で気軽にできること間違いありません。

 

筋力アップでストレートネックが改善し、また、再発を予防できるわけですからぜひ、やっていただきたいメニューとなります。

初回料金について 〜本当によくなるの?と不安に思うあなたにぜひ、受けて頂きたいお得なキャンペーンです〜

※ホームページ限定特典は予告なく終了する可能性があります

※価格は全て税込で表記しております。

 

本当にその施術を受けても大丈夫?

 

\そんな不安がある方にも朗報です!!/