更年期障害

  • 月経異常があり、性交痛、尿失禁がある。
  • 全身倦怠感、口渇、ドライアイがある。
  • 動悸、寝汗、急激な発汗、浮腫がある。
  • 吐き気、胸焼け、下痢、便秘が止まらない。
  • 頭痛、めまい、不安感、うつ症状がある。
  • 肩こり、腰痛、しびれ、関節痛に苦しんでいる。

女性ホルモンとは卵胞ホルモンである“エストロゲン”と黄体ホルモンであるプロゲステロンのことをいいます。

 

この二つの女性ホルモンの分泌ですが、間脳内にある視床下部からゴナドトロピン(GnRH:性腺刺激ホルモン放出ホルモン)が分泌されます。ゴナドトロピンは脳下垂体前葉を刺激することでゴナドトロピン(性腺刺激ホルモン)である卵胞刺激ホルモン(FSH)、黄体形成ホルモン(LH)が放出されます。この二つのホルモンが卵巣を刺激することでエストロゲンとプロゲステロンが分泌されるわけです。

 

エストロゲンとプロゲステロンは次第に子宮内膜を厚くし、増殖期、分泌期を経て月経を生み出します。

下の図をご覧ください。女性ホルモンの変化を見ていきましょう。

女性ホルモン、エストロゲンの動態を各ライフステージにおいて分類しグラフ化したものです。

 

一般に少女期は7〜8歳、思春期は22歳くらいまで、20代から40歳中頃までを性成熟期といい、40歳後半から50歳あたりまでの10年間を【更年期】といいます。更年期の後は閉経がまっており、以後、月経は発生しません。

 

グラフを見ていますと実には性成熟期の前半あたりからエストロゲンは低下の一途であり更年期になると急激にその分泌量は低下していきます。

 

更年期障害が重症化する要因として、エストロゲンが減少するとエストロゲンを分泌するように指示している卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンが異常に活発化し、体内で過剰分泌されたこれらの卵胞刺激ホルモン、黄体形成ホルモンが自律神経系に何らかの悪影響を与えていると考えられています。

年齢が若い頃はこのエストロゲンが十分に分泌されていました。そのため、ゴナドトロピンは正常分泌が行われ、ホルモンのバランスは維持されていたのですが、更年期障害ではエストロゲン、プロゲステロンが低下、ゴナドトロピンが増加することから、「ホルモンバランスの乱れ」と言われるわけです。

 

ホルモンバランスの乱れが長期に続くと仕事はおろか日常生活にも影響を及ぼします。自律神経障害にまで悪化する前に適切な対応が必要になってきます。

婦人科受診において更年期障害での治療はホルモン療法ですが、このホルモン剤が合わない場合、その副作用はかなり強く気分不快、嘔気、全身倦怠感などが生じます。

 

効果的な量でホルモン剤投与し経過観察を続けることで症状の緩和を図っていくことが大切ですが、時間がかかることが大きなリスクとなっています。そればかりか投与されるホルモン剤が合わなかった場合、新たな症状が出てくるリスクも考えておかなければなりません。

 

ホルモン療法とはあくまでも患者さんの体質がホルモン療法に合っていることが条件となります。

 

当院の更年期障害療法はホルモン剤のように薬を使うわけではないのでリスクはありません。また、副作用もありません。

 

完全に安全に治療して頂けるので心配事など一切、気にせず治療に専念して頂けます。この心理的効果は大きいと思います。

 

エストロゲンの急激な減少とゴナドトロピンの過剰分泌がホルモンバランスの乱れであるわけですが、体内のホルモンバランスは自律神経が支配しています。自律神経が疲れていたり乱れているとこの調整がうまく働きません。バランス異常を異常と判断されにくい状態となるわけですから、更年期障害ではまず、第一に自律神経の調整が必要であると当院では認識しています。

 

この理論に基づいて当院では中枢神経である脊椎を中心に施術していくことで自律神経のバランスを調整し、結果としてホルモンバランスの正常化に取り組んでいきます。